日本を代表的する映像作家主義監督といわれる是枝裕和監督がポン・ジュノ監督の作品を初めて見たときの経緯を打ち明けた。
是枝監督は17日午後、釜山市海雲台の野外ステージで行われたポン・ジュノ監督とのオープントーク・イベントで、「ペ・ドゥナのおかげでポン・ジュノ監督を知った」と語った。
「ポン・ジュノ監督の作品をいつから見始めたか」という司会者の質問に、是枝監督は「正直言って、ポン監督の作品はペ・ドゥナのおかげで見るようになった」と答えた。
「初めてポン・ジュノ監督の作品に接したのは『ほえる犬は噛まない』(原題:『フランダースの犬』)だった。ペ・ドゥナが出ていると聞いて、見ることにした」と告白、客席は爆笑の渦に巻き込まれた。
そして「ペ・ドゥナが出ているということで映画を見たけれども、映画を見終わってからはポン監督の演出力に驚いた。その時、ポン・ジュノという名前が記憶に残った」とポン監督を絶賛した。
また是枝監督は「ポン・ジュノ監督は韓国で国民的監督と呼ばれるに十分ふさわしい。彼は1つの作品にエンターテインメントの要素と映像作家的要素を両立させている。若い監督だが、とても立派だと思う」とも語った。
この日のオープントークには約100人の取材陣と、500人以上の市民が集まり、ポン・ジュノ監督と是枝裕和監督の人気を実感させた。