第11回釜山国際映画祭開幕、国内外から熱い注目


 映画祭がついに開幕した。世界の最新映画が釜山に集結したほか、光輝く銀幕のスターたちが次々と登場し、釜山の夜空は華麗に彩られた。

 釜山国際映画祭(以下PIFF)が12日午後7時、釜山市海雲台区の水営湾ヨットハーバーで華やかに開幕した。今年で11回目を迎えるPIFFは名実ともにアジアを代表する最高の映画祭となった。釜山に世界の注目が集まり、国内外の記者約1000人が熱い取材競争を繰り広げた。世界的な映画専門誌バラエティーをはじめ、CNN、ニューヨーク・タイムズ、ハリウッドレポート、AP、AFP、共同通信、中国のCCTVなど外国のメディア陣も約300人が参加した。


 開幕式も息が詰まりそうになるほどの熱気を帯びた。ホ・ナムシクPIFF組織委員長、キム・ドンホ執行委員長のほか、約8000人の観客がヨットハーバーに集結した。映画祭に最初に登場したのは開幕式で司会を務めるアン・ソンギとムン・グニョンだった。2人は、20日まで行われる映画祭の概要を説明し、参加者たちを「銀幕の世界」に案内した。

 また過去最多の150人近くの映画スターたちが映画祭の開幕に合わせ、続々と釜山に集まった。開幕作品となった『秋へ』の主役俳優ユ・ジテ、キム・ジス、オム・ジウォンのほか、チョン・ウソン、イ・ジュンギ、カム・ウソン、キム・スロ、チョン・ジニョン、キム・テヒなどの国内スター、イシュトヴァン・サボー、 ブリュノ・デュモン、アボル・ファズル・ジャリリ監督、アンディ・ラウ、桃井かおりなどの海外スターたちもレッドカーペットに登場し、映画祭を華やかに彩った。開幕式は、国楽(韓国伝統音楽)で有名なキム・ソンニョらの祝賀公演と開幕作品の上映でピークを迎えた。


 PIFFは、南浦洞PIFF広場・大型シネマ、海雲台野外上映広場など全5カ所、31館の映画館で63カ国245本の作品が上映され、閉幕作品となる寧浩監督の『クレイジーストーン』の上映で幕を閉じる。今回の映画祭にはアジアンフィルムマーケット(AFM)、アジアドキュメンタリーネットワーク(AND)の設立式や深夜上映プログラム「ミッドナイトパッション」の実施、韓仏120周年記念フランス映画特別祭などが並行して行われるほか、多種多様な観客サービス、食のイベントなど、映画祭に訪れる観客が大いに楽しめる企画が準備されている。

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