「全国民の4分の1が『グエムル』を観たって?」
映画『夜宴』とともに訪韓した中国のフォン・シャオガン監督が『グエムル-漢江の怪物-』の観客動員成績に仰天した。「中国のスピルバーグ」と呼ばれ、中国の各種映画で興行記録を更新しているフォン監督も、『グエムル』の成績にはただ驚くばかりだった。
「万一、中国の人口の4分の1がひとつの映画を観たとするならば約3億人、中国では映画のチケットが50元、ドルに換算すれば…20ドル(約2300円)にもなるんですね」とし、「ポン・ジュノ監督は幸せでしょう」とため息さえついた。
フォン監督は「韓国映画市場が成熟しており、韓国の国民が自国の映画に強い愛着を持っているのがうらやましい」と強調した。また、「中国は人口が13億人におよんでいるにもかかわらず、映画を愛する人は少ない。韓国政府が映画産業優待政策をまとめたうえに、自由に開放的な環境で映画を撮影できる」とフォン監督の韓国に対する羨望の言葉は続いた。