江原道の武陵渓谷でドラマ『黄真伊』の最初の撮影を行ったハ・ジウォンが、撮影開始早々、のり巻き1本で14時間の撮影をこなすというハードなスタートを切った。
この日、ハ・ジウォンは若い妓生 (キーセン=芸妓)黄真伊が初恋の相手であるウンホと美しい滝の前で踊って歌うというシーンを延々14時間に渡って撮影した。午前5時から出演陣とスタッフは山に登り、午後7時過ぎまで休みなしで撮影が続いた。
問題はこの場所があまりにも深い山奥であるため、食堂や売店などの商業施設が全くなかったということ。70人を超える俳優とスタッフ、エキストラは朝準備したのり巻きだけで14時間に渡る撮影に耐えなければならなかった。そののり巻きも1人あたり1人あたりわずか1本だったという。
気温の差も激しく、山の中でのり巻き1本だけを食べ、14時間休まずに撮影をしたため、最後には“まぼろし”が見えるほどに疲れたとハ・ジウォンは語った。
「撮影を終えて、山のふもとにある宿所に戻ってすぐ食事をした。ただの白いご飯がこれほど美味しいものかと驚いた」と笑った。
10月11日に初放送される同ドラマは16世紀の朝鮮最高の妓生といわれた黄真伊の人生と恋を描く予定だ。