カン・ドンウォン、映画『私たちの幸福な時間』で見せた涙の秘訣は?


 男の涙は、女心を虜にするといわれている。多くの女性から愛されるトップスターたちの涙なら、それはいうまでもないだろう。 .

 映画『私たちの幸福な時間』の予告編で、カン・ドンウォンが涙を流すシーンが公開されるや、爆発的な反応が巻き起こった。 「ドンウォンが泣いている」「予告編を何度も見ながら、いつもカン・ドンウォンが泣くシーンでは自分も泣いてしまう」「カン・ドンウォンの涙に心が張り裂けそうなほどつらくなった」など、カン・ドンウォンの魅力にすっかり虜にされたファンたちが熱い反応を見せている。

 男性たちはといえば、女性ファンたちのこうした積極的でストレートな反応に「いったい何をそんなに興奮しているんだろうか?」と、多くが驚きを隠しきれない様子だ。 いずれにしても彼の涙は、死刑囚という状況設定と相まって、いやおうなしに映画への関心を引き起こす。

 ところで、女性たちの心をとりこにしたカン・ドンウォン自身は、どのような気持ちでこの演技に取り組んだのだろうか?

 演技で涙を流す際の秘訣として「自分の悲しかった過去を思い出すこと」と語る俳優たちが多い。しかしカン・ドンウォンは「(自分が演じた)ユンスのことを考えるだけでも涙が出てしまう」と話した。彼は、ユンス役にキャスティングされてから撮影が終わるまでの間、ずっとユンスになりきって過ごしたという。

 子供の時から不遇な人生を歩み、最後には死刑囚になったユンスの気持ちを考えただけでも、心が痛み、自然に涙が出てしまったとのこと。むしろ演技をしながら涙をこらえるのが難しいことが多かったという。実際カン・ドンウォンは、ユンスになりきっている自身の姿をモニターでチェックしながら涙を流した。この様子は、撮影現場のメイキングフィルムに収められており、話題を集めている。

 生きていることすら耐え難いほどの切ない男女の出会いと彼らに起こる奇跡的な変化を描き出した同映画は、9月14日から国内上映される。

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c)Chosunonline.com>
関連ニュース