ペ・ヨンジュンをひと目見ようと3万人の日本人女性が済州道に来る予定だ。ペ・ヨンジュンが主演し、広開土大王の一代記を描いたドラマ『太王四神記』の撮影が来月5日から始まるため。
同ドラマの野外セット訪問ツアーの販売権を持つJAMツアーは、「現在までに日本のペ・ヨンジュン・ファン5000人余りがこのツアーに予約した」とし、「ペ・ヨンジュンが撮影している様子を実際に見るのは難しいという説明にもかかわらず、予約が殺到している」と話した。JAMツアーは同ドラマの撮影に合わせ、1度に200人ずつ、9月だけで1000人、撮影が終わる来年2月までに計3万人以上の日本人ツアー客を誘致する計画だ。JAMツアーは「撮影の邪魔をしないようカメラやビデオなどの持ち込みを禁止する」という条件の下、6カ月間にわたる話し合いの末、独占訪問権を手に入れたという。
済州道済州市旧左邑に作られた『太王四神記』の第1野外セットには宮殿や両班(ヤンバン、身分制度の最上位に位置していた貴族階級)居住地などがある。広開土大王の執務室(大展)は室内だけで横40メートル、縦30メートル、高さ19メートルに及ぶ。工事は現在75%程度進んだ状態だ。まだ完成もしていないが、ドラマの成功祈願祭が行われた3月以降、この野外セットは済州道に来る日本人女性たちの「最初の訪問地」として定着している。ここ半年間、済州道に来た日本人女性は3万1240人と、前年同期(2万100人)に比べ55%も増えた。現在、工事現場の中には入ることはできないが、いつも100〜150人が野外セットの周辺を見学したり写真撮影したりしている。
全24話の同ドラマは、空前の人気ドラマ『砂時計』の名コンビであるキム・ジョンハク監督と脚本家のソン・ジナが再び手を握った作品。ペ・ヨンジュン、チェ・ミンス、チョン・ジンヨン、パク・サンウォン、ムン・ソリなど多くのスターが出演し、来年3月から放送される予定だ。