YGファミリーのワールドツアー、ソウル公演に1万人


 19日午後、ソウル芳荑洞のオリンピック体操競技場がコンサートの観覧客で一杯になった。アルバム販売とともにコンサート市場も大不況に陥っているなか、この日は1万人余りのファンが会場に集まり、久々に会場が活気を帯びた。

 韓国屈指の芸能事務所YGエンターテインメントが10周年を迎え企画したワールドツアーが華やかな第一歩を踏み出したといえる。

 YGファミリーワールドツアーの初日を飾ったソウル公演にはJINUSEAN、SE7EN、1TYM、lexy、GUMMY、bigmamaなど所属歌手が総出演し、情熱的な舞台を演出した。




 この日の公演はコンサートとともに様々なイベントが行われ観客を楽しませた。JINUSEANは公演中に各自の妻を舞台に上げて自慢(?)し合い、「言って」という曲ではジヌの妻キム・ジュニがこの曲のボーカルだったオム・ジョンファの代わりを務めた。SE7ENは5月に所属事務所を移ったフィソンに愛情を込めたメッセージを送り、フィソンのデビュー曲「ダメですか」を熱唱、拍手喝さいを浴びた。

 JINUSEAN、SE7EN、1TYMは最近人気を集めているスーパージュニアをパロディー化した愉快な舞台を披露した。このほか、コンサートの途中で話題のCMをパロディー化した映像が公開され、会場の笑いの渦に巻き込んだ。



 公演の最後にはYGエンターテインメントの設立者であるヤン・ヒョンソク理事が所属歌手らのリクエストにより、ヤン・ヒョンソクのソロデビュー曲「悪魔の演技」の一部を歌い、所属事務所を移籍したフィソンが突然登場して観客を驚かせた。

 多くのイベントが用意されたこの日のコンサートは、4時間に渡る長い公演の間中、1万人の観客の歓声が途絶えることがなかった。

 YGエンターテインメントワールドツアーの初日を大成功させたYGファミリーは、9月8日と10日、それぞれ大阪と東京でコンサートを行ったあと、10月には米国ロサンゼルス・ニューヨーク・ワシントンでツアーを行う。年末には東南アジア地域でもコンサートを行う予定だ。

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