韓国で活躍する日本人タレント・ユミン(日本名:笛木優子)がソウルの貧しいバラック小屋村を訪れた感想を語った。
ユミンは18日午後、ソウル市江南区道谷洞のあるバラック村で行われた映画『特別市の人々』(パク・チョルウン監督、シネライントゥー制作)ロケ現場で記者懇談会に応じ、「韓国のバラック村について知っていたか」という質問に、「こんな所があるとは正直言って知りませんでした」と答えた。
ユミンは「バラック村に来る前にビデオで資料を見ました。ビデオを見た時、“こんな所で貧しい生活をなさっている方々がいるんだ”と思い、少しショックを受けました」と語った。
「ところが、実際に来てみると、車もたくさん走っているし、子犬たちもたくさんいて待ちの人たちはみんないい方のようだという気がしました。人が暮らしている所はみんな同じ。文化的なショックはそれほど感じませんでした」とも言った。
また「日本はどうか?」という記者たちの質問に、ユミンは「日本にも地下鉄の駅で段ボールを敷いて寝泊りする生活の苦しい人が多いです。でも、こんなに多くの人々が町を作って一緒に暮らしているところはないと思います」と答えた。
『特別市の人々』はソウル道谷洞の超高層ビル・タワーパレス近くにあるバラック村で起きた出来事を描く映画。ユミンは一家の母親代わりに温かく、認知症の祖母と日雇い労働者の父親の世話をする、聴覚障害者の次女チョロン役を演じる。