映画『懐かしの庭』(監督:イム・サンス)が、サン・セバスチャン国際映画祭の公式コンペティション部門に招待された。
同映画の制作会社MBCプロダクション社は、17日「今年で54回目を迎えるサン・セバスチャン映画祭は、来月21日にスペインのサン・セバスチャンで開幕される。この映画祭の公式コンペティション部門の招待作は全部で20作品で、『懐かしの庭』は今回、韓国映画としてコンペティション部門に出品された唯一の作品」と明らかにした。
同映画は、ファン・ソギョンの同名小説を原作にした作品で、1980年代を舞台に軍部独裁に反対し、逃亡生活を余儀なくされた運動家ヒョヌ(チ・ジニ)と田舎の美術教師ユニ(ヨム・ジョンア)の17年間にわたる深い愛情について描いている。
これまで韓国映画として同映画祭のコンペティション部門に招待された映画は、ポン・ジュノ監督の『殺人の追憶』とホ・ジノ監督の『四月の雪』などで、そのほかキム・ギドク監督の『弓』とカン・イグァン監督の『謝罪』が、海外の主要な映画祭で評価が高かった作品を紹介する非コンペティション部門の「Zabaltegi」部門に招待された。2003年同映画祭に参加したポン監督は『殺人の追憶』で新人監督賞を受賞している。