国内でも大旋風を巻き起こした韓流ドラマ『宮廷女官チャングムの誓い』が、台湾の歴史教科書に登場した。
韓国観光公社によると、台湾の有力日刊紙「聯合報」が16日、台湾の高校1年用の歴史教科書に『宮廷女官チャングムの誓い』の関連写真が掲載されたことを報じた。
同紙によると、台湾の高校1年用の歴史教科書のうち、新しく追加された現代文化の部分に、香港、日本ドラマに続いて韓国ドラマが流行している現象が紹介され、『宮廷女官チャングムの誓い』の主要人物の写真が掲載された。
2004年に台湾で放送された『宮廷女官チャングムの誓い』は、放送当時、非常に高い視聴率を記録した。また主人公のチャングムが逆境にも負けずたくましく立ち向かう姿は、伝統的な社会価値感の強い台湾社会に大きな波紋を呼んだ。選挙運動中の女性国会議員候補者が「台湾国会のチャングムになる」と発言したこともあった。
韓国観光公社の関係者は「今回、台湾の教科書に『宮廷女官チャングムの誓い』が掲載されたことは、韓流がすでに1つの社会現象として認められているからだろう」とし、「同ドラマは、これまでの人気スター中心の韓流ドラマとは違い、東洋文化の普遍的な価値を素材に、韓流の質的な発展をもたらしたとして高く評価されている。こうしたことが、台湾の教科書に掲載される大きな要因となったのではないか」と話した。