ホン・サンス監督、監督生活10年にして初の「15歳以上観覧可」


 ホン・サンス監督の新作『浜辺の女』が自身の映画作品で初めて15歳以上観覧可となり、青少年層の観客も見られるようになった。

 今月9日、映像物等級委員会によると、『浜辺の女』は15歳以上観覧可となった。これは映画館で上映されたホン・サンス監督の長編映画で初めてのことだ。

 ホン監督は1996年『豚が井戸に落ちた日』でデビュー、『江原道の力』『オー!スジョン』『気まぐれな唇』『女は男の未来だ』『映画館前』を経て、今作『浜辺の女』に至るまで、長編映画7本を世に送り出したが、『浜辺の女』を除く6本はすべて露出度やベッドシーンのため18歳以上観覧可だった。

 トップスターのコ・ヒョンジョンが出演することで制作段階から話題を集めた『浜辺の女』は、当初、こうしたホン・サンス監督の作風のために露出の程度をめぐって高い関心が寄せられた。しかし制作会社側は「以前とは雰囲気も色使いもだいぶ違う」とホン・サンス監督のイメージチェンジを強調していた。

 これでホン・サンス監督の映画は長編デビュー作以来10年にして青少年層の観客に公開されることになった。まだ試写会は開かれていない『浜辺の女』だが、今月末に公開予定だ。

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