カン・ドンウォン、美男子イメージから脱皮


 カン・ドンウォンが、映画でイメージチェンジを図る。

 カン・ドンウォンが、映画『私たちの幸せな時間』で、悲運の人生を生きながら、最後には死刑宣告を受けることになる殺人犯を演じる。これまで美男子イメージの強かったカン・ドンウォンとしては、今回大きなイメージチェンジとなる。カン・ドンウォンは「俳優としての熱い思いをうまく表現したい」と自身の役柄に真摯に取り組んだ。相手役はイ・ナヨンが務めた。

 カン・ドンウォンは、これまで純情漫画で登場するような美しくピュアなイメージで、青春スターとしてトップの座に上り詰めた。しかしデビューから3年が過ぎた現在、今度は真の俳優としての道を歩み始め、死刑囚の荒々しい姿を通じて、リアルな演技に挑戦した。

 同映画を手がけたソン・へソン監督は、映画『パイラン』(2001)で、三流チンピラ役を演じたチェ・ミンシクの魅力を見事に引き出した演出家だ。映画『力道山』(2004)では、ソル・ギョングに体重を25キロも太らせて演じさせるなど、ソン監督は男性俳優の演技指導に秀でた才能を持っている。カン・ドンウォンは今回の演技のため、トレードマークだった長い髪を短くカットし、慶尚道なまりにも挑戦した。

 映画関係者は、チャン・ドンゴンにとって映画『友へ/チング』(2001)が俳優としての転機となったように、今回の作品が俳優カン・ドンウォンのターニングポイントとなることを期待しているという。同映画は9月14日に公開される。

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