オダギリジョーの人気が加速化している。主演映画3本が続けて国内で公開されるなど、最も注目される日本俳優として、その地位を確かなものにしている。来月、公開日が1週違いで上映される2本の映画は、オダギリジョーのパワーを改めて見せつける機会となるだろう。
今年初め、国内で人気を集めロングランされた映画『メゾン・ド・ヒミコ』の上映以降、急上昇したオダギリジョーの人気は、現在行われている「日本インディーフィルムフェスティバル」 でも証明された。今回、オダギリジョー主演の映画『スクラップ・ヘブン』は、アンコール上映されるほどの高い人気を呼んだ。
来月10日には、2006年カンヌ映画祭の監督週間に招待された映画『ゆれる』が公開される。自由奔放で所有欲が強い弟、猛(たける)役を演じたオダギリジョーは、演技派俳優の香川照之と兄弟役で共演し、自身の魅力を全開させた。
来月17日に公開される映画『ビッグ・リバー』は、第56回ベルリン国際映画祭フォーラム部門に出品された作品で、米国で2年間演技の勉強をしたオダギリジョーが、日本人バックパッカー哲平役で、全編英語のセリフに挑戦し、注目を集めた。
また、このほかにも映画会社ショーボックス社は、オダギリジョーが出演したホラー映画作品に関心を見せているなど、しばらくの間、オダギリジョーのファンたちは彼の作品を国内でも十分に楽しむことができるだろう。
このようなオダギリジョーの人気は、今年初めに国内で公開され30万人を超える観客を集めた映画『メゾン・ド・ヒミコ』の影響が大きかったようだ。しかし現在、日本映画の韓国市場でのシェアはそれほど大きくないうえ、興行的に成功した例がまだ多くないため、慎重論を唱える声も少なくない。