「株式会社イ・ヨンエ」…NUVOTEC前代表に逮捕状


 ソウル中央地検の金融調査部は26日、会社の資金を横領した疑いで、コスダック上場企業NUVOTECのハン・スンヒ前代表に対し逮捕状を発行、検挙することを明らかにした。

 ハン前代表は横領や虚偽公示など証券取引法違反の疑いで今月初めまで数回にわたり検察の事情聴取を受けたが、今月10日ごろから出頭しなくなり、行方をくらましていたとのことだ。

 NUVOTECは今月19日、ハン前代表がNUVOTECの子会社エヌ・ブイ・ティ・エンターテインメントから9億8000万ウォン(約1億2000万円)を借りた後、このうち9億2000万ウォン(約1億1000万円)しか返さないなど、会社の資金21億ウォン(約2億6000万円)を横領したとしている。

 またNUVOTECは、今年2月に「女優イ・ヨンエが両親や兄とともにオリジナルブランドを立ち上げ‘株式会社イ・ヨンエ’を設立、その株式66%と共同経営権を確保し、系列化することになった」と公示したが、イ・ヨンエの所属事務所はこれを否認、波紋を呼んだ会社だ。

 イ・ヨンエ側はハン前代表を名誉毀損の疑いで告訴後、すぐ取り下げたが、NUVOTEC株主240人あまりは証券取引法の虚偽公示でハン前代表をあらためて告訴、検察の聴取を受けていた。

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