リュ・シウォン「BoAやユンソナのような活動したい」

【レビュー】リュ・シウォン大成功! 日本ツアー7万人動員(下)


 公演直後に記者たちのインタビューに応じたリュ・シウォンは、「12年間の芸能生活の夢をかなえた」と喜びを見せた。1995年に韓国でファーストアルバム『若い日の短編』をリリース、俳優以外に歌手の道も試みた彼だが、セカンドアルバム『夢』を最後に演技に専念した。

 韓国ではコンサートなんて夢にも見られなかったリュ・シウォンは、日本最高のステージ・武道館で2年連続でコンサートを行った。10年かかって実現した夢。彼は「日本の活動は99.9%、歌手としてのもの」と幸せそうだった。

-1か月間のツアーを終えた感想は? 

 「さびしくて名残惜しい。正直言って韓国での歌手活動はあまり成功しなかった。音楽に対する未練はあったが、それを日本でかなえた。ドラマ『美しき日々』オリジナルサウンドトラックで『約束』を歌ったことが、日本で大好評となり、デビューアルバムまで出すことになった。日本では俳優が歌うことに抵抗がない。“実力不十分なのに歌ってもいいのかな”とためらったこともあったが、日本のファンの激励が大きな力となった」

-これまでの日本での活動は? 

 「シングル3枚とアルバム3枚を出した。初シングル『桜』はオリコンデイリーチャート1位、ウィークリーチャート2位となり、3枚目のシングル『好きです、好きです』もオリコンデイリーチャート1位、ウィークリーチャート2位になった。韓国の男性歌手でオリコンデイリーチャート1位に2回なったのは初めてだ」


-日本での成功の最大の理由は何だと思う? 

 「徹底した企画力だ。日本の現地化戦略が効を奏したと思う。韓国では12年間、マネージャーなしで一人で活動したが、日本では所属事務所を探したのもこのためだ。日本のファンは私の微笑みを一番の魅力に挙げてくれる。韓国の男性の温かさや情をアピールしたのもよかったようだ。日本での愛称は“永遠のプリンス”だ」

-日本進出3年目。前と違うことは? 

 「初めはファンの100%が女性だった。今年の公演から男性ファンも来てくれるようになった。若い女性ファンたちが来てくれたのも、以前とは違う点だ」

-韓流ブームのバブルがはじけ始めているというが、直接感じた印象は? 

 「確かに以前とは違う。出演オファーをしてくる放送各社も、最近は韓流スターの出演割合を減らしている様子だ。私も初めは韓流でスタートしたが、今は韓流から脱している。依存したいという思いもない。現地化戦略で成長したBoAやユンソナのように活動したい」

-去年「しばらく恋愛はしない」と公言したが? 

 「まずは時間がない。それに外国に来ているので(女性に)会うチャンスもない。日本で新人として再スタートしたので、なおさらチャンスがないようだ。今は恋愛は‘お預け’だが、時期が来たら女性と出会って結婚したい」

-今年後半のスケジュールは? 

 「8月はひとまずゆっくりオフを過ごす予定だ。今年の日本での活動はこのコンサートで終わり。後半はデビュー12年にして初めての映画出演でファンのみなさんにお会いする予定だ。

東京=キム・ソラ記者
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