ソル・ギョングが、ニュースアンカーに変身した映画『あいつの声』が7日、クランクインした。
『あいつの声』は、今年の1月に時効が成立したイ・ヒョンホ誘拐事件をモチーフにしたフィクション映画で、ソル・ギョングは自身の子供を誘拐されたニュースアンカー役を演じる。
7日、ソウル木洞の放送会館スタジオで行われた初めての撮影で、ソル・ギョングは「視聴者の皆さん、こんにちは」というニュースのオープニング挨拶を言うシーンから撮影を開始した。映画制作会社側によると、ソル・ギョングは普段の声よりも1トーン高い発声がニュースアンカーたちの特徴だと把握し、集中的に発声練習を行った。
またこの日の撮影には俳優チェ・ジョンユンが、ソル・ギョングと共にニュースを進行するアナウンサー役として特別出演した。今回のチェ・ジョンユンの出演は、5年ぶりに映画に復帰するキム・ナムジュの推薦があったためだ。
キム・ナムジュは、普段から非常に親しい後輩でもあるチェ・ジョンユンがアナウンサーに適役と判断し、直接自ら交渉に臨んだという。キム・ナムジュはこの日、撮影の予定はなかったが現場に訪れ、撮影が無事に進むようにと自身が準備した餅を出演者や制作陣に配った。
誘拐犯に幼い息子を奪われて執拗な脅迫電話に翻弄される被害者の親の44日間を描いた『あいつの声』は、10月末に撮影を終え、今年冬に公開される予定だ。