新ドラマ『淵蓋蘇文』、高句麗ブームの波にうまく乗れるか?


 SBSテレビが、高句麗ブームの波にうまく乗ることができるか。まもなく高句麗を扱った時代劇がぶつかり合う第2ラウンドがスタートされる。

 高句麗が建国される時期を描いたMBS月火ドラマ『朱蒙』が、視聴率40%を目前にして、ますますその人気ぶりが加速化されていく中、SBSが今月8日から高句麗の全盛期時代を描いた新ドラマ『淵蓋蘇文(ヨンゲソムン・高句麗末期の将軍の名前)』を 週末ドラマ『天よ』の後続ドラマとして放送する。

 『淵蓋蘇文』は、初回から安市城での戦闘シーンを披露し、スペクタクルな映像で勝負をかける予定だ。『朱蒙』と『淵蓋蘇文』は、放送曜日と時間帯が異なるため、必ずしもライバルドラマとは言えないが、KBSテレビが8月から渤海の建国を扱った『大祚栄(テジョヨン)』を週末に放送するため、SBSではいち早く機先を制する必要があるとの焦りが大きいと見られる。ユ・ドングン(淵蓋蘇文)、ソ・インソク(唐の太宗・李世民)、キム・ガプス(隋の煬帝)などカリスマ性あふれる中年男性俳優の高い演技力に期待が集まる。

 『朱蒙』が、神話や昔話をアレンジした作家のオリジナル度が高いシナリオで作られている一方、『淵蓋蘇文』では、より正当的なアプローチにより、シナリオを制作すると宣言している。

 全100回を目標にシナリオ作業に入った作家イ・ファンギョンは、ドラマ『太祖王建』『帝国の朝』『野人時代』などで知られた有名作家。また、ドラマの主題歌をFINK.L.のオク・ジュヒョンが歌う予定で、アイドル出身歌手が時代劇で主題歌を歌うケースは極めて異例なことという。

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