イ・ジュンギ主演の映画『フライダディ』、日本に逆輸出される


 イ・ジュンギ、イ・ムンシク主演の映画『フライダディ』が、日本に逆輸出されることになったと伝えられた。

 ダインフィルム社の最大株主として映画制作に参加したガードテク社のキム・ヒョンジュン代表は「今年5月、カンヌ映画祭で日本の輸入配給会社SPO社と110万ドル(約1億2千万円)で『フライダディ』を輸出する契約を結んだ」と明らかにした。

 国内では8月に公開される予定の映画『フライダディ』は、在日韓国人作家の金城一紀が書いた小説をアレンジして作られた日本映画『フライ,ダディ,フライ』の版権を日本から輸入して制作されたもの。2005年に公開された日本映画『フライ,ダディ,フライ』が、小説に登場するキャラクターをうまく生かしきれなかったため、興行的に失敗した点を考慮すると、今回の韓国から日本への逆輸出は多少意外な感もある。

 これは、クォン・サンウ主演の映画『青春漫画』やイ・ビョンホン主演の『夏物語』など、韓流スター主演の映画を輸入してきたSPO社が、『フライダディ』の主人公イ・ジュンギを高く評価した結果と見られる。

 キム・ヒョンジュン代表は「今回の契約は、契約価格がそれほど高くないとはいえ、日本でイ・ジュンギの商品価値が認められたと見なせる」とし、「韓国で制作されれば何かが違うという日本側の認識も、契約に一役買ったようだ」と語った。イ・ジュンギは、人気グループSMAPの草なぎ(弓へんに剪)剛と映画『ホテルビーナス』で共演したことで広く知られている。

 イ・ジュンギの所属事務所メントエンターテイメント社は「まだイ・ジュンギ本人は映画の輸出契約について知らない」とし、「今回の契約は、11月に日本で『王の男』が公開されるのと共に、イ・ジュンギが新韓流スターとしての地位を日本で築く良いチャンスになる」と期待を込めたコメントを発表した。

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