韓国映画史上、最大の観客動員数を記録した映画『王の男』が、中国では上映できないことになった。
中国市場で映像・音楽流通に携わるフェイス社の関係者は、3日「国家広電総局映画局の審査にかけられた『王の男』は、男性の同性愛的内容が含まれるという理由で上映不可とされた」と明らかにした。
しかし映像・音楽の審査及び認可を担当している中国文化部が同映画のDVD販売を許可したため、『王の男』のDVDは中国で発売できることになった。
中国での『王の男』のDVDは、早ければ今週中に発売される予定という。しかし正式な輸入ルートを経てDVDが発売されるより前に、先月5日から中国主要都市のDVD小売店向けに不法にコピーされた『王の男』のDVDが一斉に納入された。北京のDVD販売店にも現在『王の男』のDVDが、10元(約140円)ほどで販売されている。
中国政府は、昨年「文化商品輸入管理強化関連法」を制定し、輸入文化商品別に審査と認可を担当する部署を指定した。 中国政府は、この法を通じて外国文化商品に対する監督を強化し、輸入障壁を高くする方法を漸次的に取るだろうと、業界関係者は指摘している。
北京=チョ・ジュンシク特派員