【インタビュー】 映画『着信アリFinal』の主役チャン・グンソク


 子役から芸能生活を始めたチャン・グンソク(19)が、大人の演技者への変身を宣言した。今年初め、漢陽大学演劇映画学科に入学した彼は、先学期の間、演技の授業を受けながら大学生活を満喫した。また先日公開された韓日合作映画『着信アリFinal』で聴覚障害者という難しい役柄に挑戦したり、作家クィヨニのインターネット小説を原作にした映画『ドレミファソラシド』の主人公にも選ばれた。まだあどけない笑顔が魅力のチャン・グンソク。彼の変身は、どこまで続くのだろうか。


-最近のスケジュールは?

▶すごく忙しいです。韓日合作映画『着信アリFinal』の撮影を終えてから、今度は新映画『ドレミファソラシド』の撮影に入りました。でも学校が夏休みに入ったから、少しましです。

- 映画『着信アリFinal』は韓日合作でしたが、特に苦労した点はありましたか?

▶少し異例の仕事だったんですが、自分にとってはすごく良いチャンスだと考えました。絶対にやり遂げないとという気持ちで望んだので、特に大変と思うことはありませんでした。

-聴覚障害者の役を演じられましたが、何か難しい点はありましたか?

▶最初は手話で演技することに負担を感じました。セリフを頭で考えながら、それを手話に置き換え、なおかつ表情を作るということが難しかったです。でもこれまで一度もしたことがない役柄だったので、すごくやりがいがあったし、撮影が進んでいくごとに、手話を交えた演技にも段々慣れていきました。

―ホラー映画には大抵何かエピソードがつきものなのですが・・・。

▶映画の撮影現場は、むしろ面白かったです。特にホラー的なことは起きなかったと思います。ただ1つ変わったことと言えば、日本人スタッフたちが、映画制作の無事を祈って、お守りを全員に配っていたことです。

-現在撮影中の新映画『ドレミファソラシド』はどんな映画ですか?

▶映画『オオカミの誘惑』『あいつは格好よかった』の原作者クィヨニさんの作品です。自分は、音楽バンドのリードボーカルを務める主人公を演じています。このため現在、実力派シンガーのパク・ソンジュさんから歌のトレーニングを受けているほか、音楽監督からもギターを習っています。

―大学生活の感想は?

▶ 大学生たちが芝生の上に座って、楽しそうに話をしている大学の広報ポスターを見て、自分もこうした大学生活に憧れていましたが、実際は忙しくて、それほどゆとりがある生活ではなかったように思います。でも自分なりに楽しくキャンパスライフを送っています。

―授業の出席状況は?


▶どうしてもやむを得ない事情があって数回休んだことはありますが、それ以外では授業を欠席したことがありません。学生が勉強するのは当然のことだと思います。




-1番関心を持った授業は?

一般教養の中で「肌の健康とコーディネーション」という授業があったのですが、個人的に衣装を自分でコーディネートするのが好きなので、関心を持って授業を聞きました。でも肌がきれいになる秘訣はまだわかりません。

-成績はどうでしたか?

▶今、ボチボチと成績が出てきているところです。(成績を)確認しながら、ショックを受けています。一生懸命にしたからといって、成績には結びつかないんだなあと(笑)。

-大学生活の中で、これは絶対にしてみたいと思うものは?

 ▶合コン、セミナー、足球(足でやるバレーボールで、韓国では人気)など、やってみたいことはたくさんあります。(自分の大学で)人文系の学科が集まる建物の前に空き地があるんですが、そこで足球をしてみたいです。あと、アイスクリームを賭けて、ゲームをする友達たちも羨ましく思えます。(大学内の)露天劇場で酒を飲みながら、夜通し討論するもの面白そうだし、セミナーにもスタッフとして参加してみたいです。

-プライベートの時間には何をしますか?

▶オフには、中学校の同級生たちと一緒に遊ぶことが多いです。自分はコーヒーがすごく好きなので、コーヒーを飲みながら友人たちと話しをするのが好きです。 

-ストレス解消法は?

▶夜中に、車で音楽を大音量にして聞きながら、ドライブすることです。運転がしたくて高校を卒業してから、自分の誕生日が過ぎるのを待ってすぐに運転免許を取りました。

-1度経験してみたい映画のような恋愛がありますか?

▶まだ自分は若過ぎて恋愛についてよくわかりませんが、特に例を挙げるなら『冷静と情熱のあいだ』に出てきたような恋愛かな。

-恋人が、自分の友達と恋に落ちたらどうしますか?

▶そうなった時は、自分は恋人を取り戻す努力をすると思います。それでも離れていってしまった場合には、早く気持ちの整理をつけるようにします。

-初恋の思い出は?

高校1年の時、ニュージーランドに留学に行ったのですが、そこで会った友達との思い出が記憶に残っています。貴重な経験だったように思います。

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