韓国で活動の日本人ギタリスト「サヌリムの音楽が自分の音楽観を変えた」


  「サヌリムの音楽を聞いて、それまで学んだすべての音楽が、一瞬にして色あせて見えた」

 韓国のインディーズバンドで活動を続ける日本人ギタリスト長谷川陽平が、男性3人組のロックバンド、サヌリムの音楽を絶賛し、注目を集めた。長谷川陽平は、キムCやカンサネのバンドでギタリストとして活躍した経験を持つ。日本で、サヌリムの音楽を聞いて感動した長谷川は、ただ思いつくままに韓国行きを決めたほど、サヌリムの音楽に特別な思いを抱いているという。

 7月5日、6日にデビュー30周年記念コンサートを開くサヌリムは28日午後1時、ウェスティン朝鮮ホテル1階グランドボールルームホールで「サヌリム30周年記念コンサート制作発表会」を開き、この中で長谷川陽平が、今回のコンサートでギターを担当することになったことを明らかにした。


 この日の記者会見に出席した長谷川陽平は、韓国行きを決心させるきっかけとなったサヌリムの魅力について「自分も20年近く音楽をしてきたが、サヌリムの音楽を聞いて、一瞬でそれまで学んだ音楽のスタイルが全く無意味に思えた」と語った。

 また「音楽では理論上、どのようにすれば一番良いかという規則性があるのは確かだが、ただどんなに理論が完璧でも良い音楽ができる訳ではない。そのことをサヌリムの音楽を通じて、自分は知るようになった」とし、「これがまさにサヌリムの音楽の魅力だと思う」と話した。

 長谷川陽平は、また「韓国人が考える以上にサヌリムの音楽は、世界的にも高く評価されている」とし、「ヨーロッパやアジア、米国、英国など、どこへ行ってもサヌリムを知っているマニアが必ず存在し、自分もその中の1人だ。今回30周年を迎えたサヌリムが、今後30年間もこれまで通り音楽活動を続けて、次回の記念コンサートでも自分が参加できれば嬉しい」と語った。

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