『王の男』、大鐘賞映画祭で15部門にノミネート


 韓国映画史上最高の興行成績を記録した映画『王の男』は、第43回大鐘賞映画祭15部門にノミネートされ、歴代最多の記録を更新させた。

 大鐘賞映画祭側は、20日午前「『王の男』が作品賞、監督賞、男性主演賞、男性助演賞、女性助演賞など15個の部門にノミネートされ、これは歴代最多の記録」と伝えた。

 『王の男』はこのほかにも、シナリオ賞、撮影賞、照明賞、編集賞、音楽賞、美術賞、音響技術賞、企画賞、衣装賞、新人男性俳優賞などにもノミネートされたという。

 また男性主演賞には『タイフーン』で主役を務めたチャン・ドンゴンとイ・ジョンジェが共にノミネートされ、どちらが勝利を勝ち取るのか注目を集めている。このほか、昨年『クライング・フィスト』で男性主演賞に挑戦したが、残念な結果に終わったリュ・スンボムが『死生決断』で再度同賞に挑戦する。

 映画祭の花ともいえる女性主演賞の候補者には『君は僕の運命』のチョン・ドヨンと『親切なクムジャさん』のイ・ヨンエのほか、『デイジー』のチョン・ジヒョンなどがノミネートされ、注目されている。

 7月21日、ソウル三成洞COEXコンベンションホールで開かれる第43回大鐘賞映画祭は、昨年5月17日から今年の4月26日まで国内で上映された韓国映画49本の中から、ノミネート作品を選定した。

 今回の大鐘賞映画祭は、より公正な審査を行うため、ソウル・釜山・大田・光州などの一般審査委員約1000人を対象に、本審査のための作品上映を行うほか、日本・台湾・タイ・中国などアジア9カ国でも同映画祭の放送を交渉中で、国内だけでなく日本でも人気賞投票を行う予定だ。

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