カンヌで話題の映画『グエムル』、現在最終の仕上げ段階


 カンヌで上映された『グエムル漢江の怪物』は、まだ完成品ではなかった。

 先月28日に閉幕した第59回カンヌ国際映画祭で、満場一致に近い支持を得たポン・ジュノ監督の新作『グエムル漢江の怪物』は、現在最後の仕上げに取り掛かっているという。

 カンヌ国際映画祭に招待された『グエムル漢江の怪物』は、先月21日・22日に上映され、現地で「怪物が出る映画の中で最高の作品」「カンヌ映画祭で最も優れた映画の中の1つ」と絶賛されたが、この時のバージョンは、まだ仕上げの作業を終えていない未完成の段階だったという。

 カンヌ映画祭には、仕上げ作業を完了していない段階で作品を出品したことから、ポン監督はまだ完成度に満足できない状況でカンヌ映画祭に出席していたというもの。

 しかし、制作関係者は「カンヌバージョンと国内公開用の完成版には、それ程大きな違いはないだろう」と伝えた。上映時間は同じ1時間55分の予定で、ポン監督の帰国後、色補正やミキシングなど細かい仕上げ作業を急ピッチで行っている。

 細かいことで有名なポン監督は、カンヌ映画祭の試写会の際、スクリーンで映画を見ながら修正部分をチェックしたという。

 『グエムル漢江の怪物』は、8日に開かれる制作発表会の場で、報道陣に初めて映像の一部が公開される。そして来月初めの試写会を経て、7月27日に公開される予定。

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