歌手SE7ENがマイケル・ジャクソンと同じ舞台に立った。
SE7ENは27日、国立代々木競技場で行われた「MTVビデオ・ミュージック・アワード・ジャパン2006」に参加し、子どもに対する性的虐待罪などに問われ、昨年6月に無罪評決を受けてから約1年ぶりに公の場に姿を現したマイケル・ジャクソンの前でトロフィーを受け取るという感激を味わった。
この日のマイケル・ジャクソンの特別出演はイベントの直前まで日本のメディアさえ分からないほど不確実なものだった。マイケル・ジャクソンはSE7ENが日本発売のファーストアルバムに収録されている『パズル』、セカンドアルバムの『PASSION』、3rdアルバム『I know』をリミックスした舞台を終えた直後、黒いリムジンに乗って会場に姿を現した。
トレードマークの黒いサングラスと衣装でヒット曲『スリラー』をバックミュージックに登場したマイケル・ジャクソンは、伝説のアーティストに与えられる特別賞レジェンド・アワードを受賞したものの、祝賀公演は行わなかった。
SE7ENに歌手の夢を抱かせるきっかけとなったマイケル・ジャクソンに自分の舞台を見せることができなかったとはいえ、最優秀buzz Asiaを受賞する姿を見せたことだけでも大きな喜びとなった。
一方SE7ENはこの日、日本の倖田來未、台湾の周杰倫と共に、アジア最高の人気歌手に与えられる最優秀buzz Asiaを受賞した。
また、6日にタイのバンコクで行われた「2006MTVアジアアワード」と「buzz Asia賞」に続き、今年夏中国で行われる「MTVチャイナアワード」まで受賞すれば、昨年RAINが成し遂げたMTV授賞式のグランドスラムを達成することになる。