「悪役を演じることができて本当に嬉しい」
映画『いかさま師』で熱演中のキム・ヘスが、自身が演じる役に非常に満足感を感じていると語った。キム・ヘスは25日の午後、釜山のロッテホテルで開かれた『いかさま師』の制作報告会に出席し「映画で悪役を演じたのは今回が初めて」と語った。
キム・ヘスは今回の映画で、賭博場を運営する「設計者」チョン・マダムを演じる。チョン・マダムは、華麗な美貌で、賭博場の花と呼ばれる女性だ。キム・ヘスはチョン・マダムについて「欲しいものは、どんな手段を使ってでも手に入れようとする自分の欲望に忠実な女性」とし、「強烈な欲望と所有欲を表現したら、いつのまにか悪役になってしまった」と説明した。
1986年に公開された映画『Kam-Bo』でデビューしたキム・ヘスは、20年間の役者生活で映画では一度も悪役を演じたことがなかったが、今回チョン・マダムという華麗な悪役を演じることから、その変身ぶりに期待が集まっている。キム・ヘスは「ドラマ『チャン・ヒビン』の中で、悪役を演じたことが唯一、悪役を演じたと言える経験」と語った。
キム・ヘスは「実は、チョン・マダムのような面が自分にはないため、映画の出演に悩んだ時期もあったが、シナリオがとても素晴らしかったので、最終的に出演を決心した」とし、「個人的には、悪役を演じることができてとても嬉しい。しかも単純な悪役ではないところがもっと面白い点」とコメントした。