ペク・チヨン「バラード歌えなくて叱られた」


 「2カ月間歌えなくて何度も泣いた」

 歌謡界に衝撃を与えているペク・チヨンのバラード『愛さない』にまつわる辛いエピソードが公開された。

 『愛さない』を作った作曲家のパク・クンテさんは22日、スポーツ朝鮮とのインタビューで「今回の曲は2人のこだわりが生み出した結果だ」とレコーディングの後日談を語った。また録音期間だけで2カ月以上かけた大作だったことも明らかにした。

 ペク・チヨンがSG WANNA BE、Brown Eyed Soul、ソン・シギョン、SHINHWA、イ・ヒョリら人気歌手のヒット曲を多数手がけた作曲家パク氏の下を訪ねたのは去年6月。パク氏はダンスナンバーをメインに活動してきたペク・チヨンにバラードを提案した。アルバムのコンセプトには合意したものの、ペク・チヨンをバラード歌手にするのは容易ではなかった。

 パク氏は「(ペク)チヨンさんは声帯結節のため声を1から整えなければならなかった。それまでダンスナンバー中心で活動してきたからか、感情表現力が不十分だった」と当時を振り返る。

 去年7月から始まったレコーディングは何度も録音し直し、9月に終った。この時点までに計6曲の完成版が作られ、そのうち良いパートだけ選んで今の『愛さない』が誕生したのだ。ペク・チヨンは「レコーディングが始まってからは歌えないとものすごく叱られて何度も泣いた。泣けば泣くほど意地が出てきて、歌ってみるとある瞬間から、自分でも知らなかった声を見つけられるようになった」という。

 パク氏は「歌が大ヒットしてから、チヨンさんに“ありがとう”という電話をよくもらう。まだ見せていない部分がたくさんあるので、これからもっと活発に活動するだろうと信じている」と語った。

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