チョ・インソンの相手は『X-MEN3』とW杯!?


 チョ・インソン主演の映画『卑劣な街』(ユ・ハ監督、サイダスFNH制作)がハリウッドの超大作『X-MEN3 The Last Stand』と真正面から対決する。

 『卑劣な街』の広報を担当する映画広報社・拡声器のある関係者は1日、「『卑劣な街』は6月15日に公開を繰り上げる」と発表した。『卑劣な街』は当初7月公開予定と言われていたが、先日映画関係者が仮編集版の試写会を行なった後、電撃的に公開を繰り上げた。

 ワールドカップという特殊な状況に加え、世界的に映画ファンの関心を集めているハリウッド超大作『X-MEN3』との対決を決めたもの。『X-MEN3 The Last Stand』は突然変異のミュータントたちが普通の人間に戻れる治療法ができるなどの心理的な葛藤が加わり、同映画のファンの大きな関心を呼んでいる。『卑劣な街』と同じ日に公開される。

 同社関係者は「編集版試写会を経て、映画の完成度が高くワールドカップや『X-MEN3』と対決しても勝算があると判断した」と説明する。

 特に、「『X-MEN3』よりも7月公開予定の韓国映画『韓半島』『怪物』のほうが『卑劣な街』の観客層と重なるとの判断もあった」としている。ハリウッド超大作より韓国国内の期待作のほうが脅威になるとのことだ。

 『卑劣な街』の制作会社では、興行話題作の中でプロモーションを行なったユ・ハ監督の戦力も考慮した様子だ。ユ・ハ監督の前作『マルチュク青春通り』は『シルミド/SILMIDO』や『ブラザーフッド』など観客動員数1000万人の映画の中でも比較的いい興行成績をあげた。

 『卑劣な街』は母親と2人の弟を支える三流ヤクザビョンドゥ(チョ・インソン)が検事と真っ向から勝負を繰り広げる物語。ナムグン・ミン、イ・ボヨンらが出演する。

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