事業家ペ・ヨンジュン、「ウェルビーイング」で勝負


 コスダック上場大株主になったペ・ヨンジュンがウェルビーイング事業に本格的に乗り出した。

 ペ・ヨンジュンは今年5月にソウル新沙洞にレストラン「ゴリラ・イン・ザ・キッチン」をオープンする。レストランは2階建てで現在内装工事中。主なメニューは健康食の予定で、すでに日本人ファンの間では工事現場が観光名所のひとつになりつつあるという。

 先月27日、ペ・ヨンジュンは東京に「カフェ-B」をオープンしており、ペ・ヨンジュンのカフェとレストランが韓日両国で観光名所になるだろうとの予測も出ている。

 しかし昨年5月にロッテデパート内にオープンした韓国伝統茶カフェ「ティー・ロフト」にはじまるペ・ヨンジュンの事業計画はさらに大きな目標を持っているものと見られている。

◆キーイースト系列会社の「スマートキッチン」通じてレストランフランチャイズ事業を模索

 先月ペ・ヨンジュンがコスダック上場会社のキーイーストの有償増資に参加し大株主になり、所属事務所のBOFとともに(株)スマートキッチンがキーイースト系列会社に加わった。

 資本金10億ウォン規模の外食、ならびにフランチャイズを主要事業とするスマートキッチンは、ペ・ヨンジュンが大株主として所有していると言われており、今後「ティー・ロフト」と「ゴリラ・イン・ザ・キッチン」のフランチャイズ事業が同社を通じて行われる予定だ。

 すでにロッテデパートの「ティー・ロフト」は、韓国伝統茶とお茶菓子を現代的にアレンジしたメニューを展開しており、日本から客足が途絶えないという。清潭洞本店をはじめ、日本にも支店を出すものと見られている。

  「ゴリラ・イン・ザ・キッチン」も新沙洞本店を足がかりにフランチャイズ事業を模索中で、このため食文化・外食事業専門家らを大挙スカウトし、外部からコンサルティングを受けるなど、活発な動きを見せている。

 ある関係者は「ペ・ヨンジュンさんがレストランをしばしば訪ね進捗状況をチェックし、直接メニュー開発に加わるなど徹底して準備を行っている。コンセプトをウェルビーイングレストランとし、ウェルビーイング・バーガーのフランチャイズに重点を置いているようだ」と語った。

 一方、ペ・ヨンジュンはレストラン事業のために昨年から日本、米国など各地の有名レストランを訪ね、事業戦略を練り、メニュー作りに励んできたという。

 米LAとNYで高級レストランを運営するある在米韓国人事業家は「ペ・ヨンジュンさんが昨年ウチの店に来店してすべてのメニューを味見して、レシピを入手して行った。レストランを運営するという話を聞いたが、かなり前から準備してきたようだった」と話した。

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