ソン・イェジン、新ドラマでバツイチ女演じ大変身


 「清純かれんな女は忘れてください。荒っぽい性格の離婚女です」

 ソン・イェジンがテレビドラマに新しいカラーで登場、視聴者たちを引きつけている。

 『恋愛時代』(SBS)で久しぶりにブラウン管に戻ってきたソン・イェジンの変身ぶりはすごい。彼女はドラマの独特のストーリー展開に、これまでの清純なイメージを打ち破り、性格が大ざっぱな離婚女性ユン・ウンホを演じている。

 ドラマ自体が素材からして何かちょっと変わっているが、ソン・イェジンをはじめカム・ウソン、コン・ヒョンジン、イ・ハナら男女の登場人物も絶妙、というのがドラマを見たほとんどの視聴者の反応。

 特にソン・イェジンのイメージチェンジは格別だ。

 「今、わたしに『夏の香り』や『クラシック』をもう一度撮りなさいと言われても、以前のように表現できないと思います。映画『恋愛小説』をこの間見たら、あの年だったからできたのではないかと。ドラマの中のわたしの姿、自らも変わった面を端々に感じるほどでした」

 また、彼女はこのドラマについて「こんなのが愛なの?と思うくらい多くのことを知り、感じさせてくれるドラマ」と表現した。

 「ドラマの素材からしてちょっと特別じゃないですか。愛し合って結婚する話ではなくて、離婚した後に始まった愛の物語ですよ」

 ヒロインのユン・ウンホについては「楽天的で明るい性格」と前提した上で「平凡な日常生活でも愛らしく見えるのが不思議だと思います」と評した。

 第1週の放送で2ケタという無難なスタートを切った『恋愛時代』だが、早々に日本でブームが再燃の兆しを見せており、これもまた関心を呼んでいる。

 ソン・イェジンは映画『私の頭の中の消しゴム』『四月の雪』などで知名度が高い上、日本の小説を原作にしていることから、放送関係では日本での放映を既成事実として受け入れている状況だ。 次はソン・イェジンとの一問一答。


 —久しぶりにドラマ『恋愛時代』に戻ってきたが?

 「映画撮影とPRで忙しい日々を過ごしました。『私の頭の中の消しゴム』『作業の定石』など海外プロモーションにも取りかかりきりでした」

—今回のドラマはどんな内容?

 「離婚した夫婦がまた互いを振り返って成長していく話です。1歩下がって互いを見つめながらいろいろ考えるようになる、一言で言えば大人たちの成長ドラマです」

—ドラマの中ではどんな役?

 「離婚後にもずっと続いているカップルの話が中心ですが、わたしは離婚2年目のスポーツクラブのインストラクターで、前夫とずっと会い続けているユン・ウンホという役です。明るくて活発な性格の持ち主だけれども感傷的で弱い面もあります」

—「ソン・イェジン」といえば清純でかれんなタイプの代名詞だったが?

 「これまで恋愛物が中心だったし、演じた役も静的で優しい人物が多かったからでしょう。常に変化を試み、人物自体よりも作品が与えるムードとメッセージに力を注ごうと努力しています」

—スタートからドラマが好評だが?

 「多くの方々がいいと言ってくださり、好評なのでうれしいです。自信も出てきますし。すてきなイメージが残ればと思います」

—ドラマでは水泳インストラクターだが、今後は水着姿を期待してもいい?

 「そうですね、まだわかりません。 重要なのはリアリティーではないでしょうか。実際のスポーツクラブの女性インストラクターたちは露出度が高い水着を着ませんよ」

—相手役が妻子ある男(カム・ウソン)でちょっと寂しくはない?

 「映画デビュー作はチェ・ミンシク先輩と一緒だったのですが、どれだけ演技で息が合うかが重要だと思います。独身なのか、結婚しているのかで感じが変わるとは思いません」

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