イム・ウンギョンは、もはやティザーCM1本でスターダムにのぼった“ポッと出”のCMスターではない。
ドラマ『ボディーガード』や映画『マッチ売りの少女の再臨』『女子高生の嫁入り』『時失里2km』『人形師』など数多くの映画の経験を通じ、演技のキャリアを積んだ演技派女優。最近の3か月は、7月に中華圏でオンエア予定の中国ドラマ『障害保険』でキャリアウーマンの役を演じ、韓流市場にも足を踏み入れた。
中国ドラマが韓国ドラマと違う点は検閲の問題で必ず事前制作で撮影するという点だという。「事前制作とはいっても、時間に追われて撮影するのは韓国ドラマと同じようです。いずれにせよ、与えられた短い時間で全て撮影しなければならないので、1日に2,3時間しか寝ないで撮るのは同じです」
次回作はドラマを考えている。仕事をしていて恋愛するチャンスが一度もなかったから、できることならかわいらしい恋や切ない恋を演じてみたいと恥ずかしそうに話す。「監督から、本当の恋をしたことがあるかとよく言われます。残念ながら、ほとんど休みなく仕事ばかりしてきたので、恋愛する時間はありませんでした。片思いの演技には本当に自信があるんだけど…」(笑)
恋の演技の相手役にしたい男優には、兵役中のコ・スに注目した。魅力と演技力を兼ね備えた俳優だからとイム・ウンギョンは言う。
ソウル千戸洞の自宅付近で開かれたイ・ビョンホンのサイン会にサインをもらいに行ってスカウトされ、芸能界入りした。若くして厳しい芸能界の世界に入ったので、人知れず泣いたことも数え切れない。しかし、時間が経つにつれ余裕も出てきた。友人や所属事務所のスタッフと東大門の第一平和市場などにショッピングに行ったり、お店を見て回るのが最近の趣味兼ストレス解消法。
昨年末『!ビックリマーク』のMCを務め、臓器提供の意思表示もしたという大きくて優しい瞳を持つ女優。本格的な国内活動を再開するイム・ウンギョンが大衆的なジャンルのドラマを通じ、これまで築いてきた演技力を花開かせ、お茶の間クイーンとしての地位を固めることができるのか、注目される。