ドラマ『噂の七姫』、個性的な4人姉妹に注目


 若者の心をつかむため、最新の流行を取り込むのに余念のない平日夜10時台のミニシリーズとは異なり、近頃の週末ドラマは大人しい。かつてほど注目を集めてはいないが、どこにでもいそうな隣人たちの日常を暖かい視点で描くことに力を入れている。4月1日から放送されるKBS第2テレビの新週末ドラマ『噂の七姫』もまた、平凡な家庭の4人姉妹の物語を描いており、その範疇を大きく外れてはいない。

 軍人出身の無骨な父ナ・ヤンパル(パク・イナン)には個性の強い4人の娘がいる。長女トクチル(キム・ヘソン)は何不自由ないように見える家庭を切り盛りする、結婚12年目の主婦。しかし、母の強い勧めで愛のない結婚をしたため、いつも憂鬱だ。そして夫の親友とのたった一度の過ちで離婚されてしまう。

 2女のソルチル(イ・テラン)と3女のミチル(チェ・ジョンウォン)は二卵性双生児。しかし、性格は正反対だ。ミチルが自分の美貌を信じ、男を利用して世の中を渡るタイプである一方、ソルチルはミチルに対する外見コンプレックスを心に抱き、父の意思に従い陸軍士官学校を卒業し、強い女軍人として生きていく。4女のジョンチル(イ・ウヌ)は明るい浪人生。遊び人の家庭教師ファン・テジャ(イ・スンギ)と出会い、恋に夢中になり進学の夢が遠のいていく。

 『バラ色の人生』『愛情の条件』の脚本家ムン・ヨンナムが脚本を手がける。制作陣は「ユーモアを所々に散りばめたホームドラマとして、様々な形の家族愛を描きたい」と話した。

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