今春、日本の制服姿の女子高校生たちが韓国に大挙押し寄せてくる。街中で見かける修学旅行生ではない。スクリーンで彼女たちのはつらつとした日常生活が興味深く展開されるのだ。
今月23日から韓国で公開される日本映画『スウィングガールズ』(矢口史靖監督)は、授業をサボりたいという万国共通の女子高生の心理を描いた作品。勉強に興味のない女子高生たちが紆余曲折を経ながら校内バンドを結成していく過程を痛快に描いている。
韓国女優ペ・トゥナ主演の『リンダ リンダ リンダ』(山下敦弘監督)も、危機に瀕した校内バンドの救世主となった女子高生の活躍を描いた日本映画だ。音痴だった韓国からの留学生ソン(ペ・トゥナ)が、友達の助けを借りてたった3日で音痴からバンドのボーカルに成長するというストーリーで、4月14日から韓国で公開される。
また現在上映中の『バッチギ!』(井筒和幸監督)は、1968年の京都を舞台に、在日韓国人と日本人の高校生の愛と葛藤を強烈なアクションタッチで描写した作品だ。
20歳の青春を描いた『NANA ナナ』(大谷健太郎監督)も、30日から韓国で公開される。