歌手ソテジ(本名:チョン・ヒョンチョル)が自身が最大株主の会社の有償増資を阻止するために起こした新株発行禁止仮処分申請訴訟で勝訴した。
ソウル中央地裁・民事合意50部は28日、ソテジが(株)ザ・ピオン(旧STJグローバル)を相手取り「最大株主であり理事の本人に理事会招集の通達もせず、新株発行の約定を交わした」として起こした仮処分申請を認めるとした。
裁判部は判決文で「新株発行が正式な理事会召集によって決定されたのではなく、新株引受放棄書が偽造されるなど不法な方法だというソテジ側の主張は妥当である」とした。
このような裁判部の決定により、ザ・ピオンがW社に発行することにしていた1万6000株余の新株発行は禁止される。
裁判部は新株発行の予定日を前にした27日、両側に出頭を求めたが、ザ・ピオン側は出席しなかったとされている。
一方、ザ・ピーオンは27日、報道資料で「ザ・ピオンの有償増資は株式会社として適法な手続きによって行われたもので、これはすべてソテジのために進められた」と反ばくした。
ソテジが理事を務め、60%の株式を所有しているザ・ピオンは、ソテジ関連のブランド製品の開発・販売などの事業をしている。