アジア最高の大作ドラマを標榜する『太王四神記』の撮影が秒読み段階に入った。
『太王四神記』の核心メンバーである主演のペ・ヨンジュンをはじめ、キム・ジョンハク監督、脚本家のソン・ジナ、ラインプロデューサーのブリジット・メリー・ブルック、音楽担当の久石譲らが18日、制作会社のTSGカンパニー会議室に集まり、作品に対する意見を共有し、撮影開始にあたって決意を固めた。
広開土大王(談徳)役についてペ・ヨンジュンは「俳優としても個人的にも、本当に魅力的で惹かれると同時に、恐れも抱くキャラクター」とし「領土拡大に乗り出すカリスマ的な王の気性を持つ一方、百姓を大事にするところに一層強く惹かれる」と話した。ペ・ヨンジュンはまた「今後、チョン・ジニョン、ムン・ソリ、チェ・ミンスなど素晴らしい先輩俳優たちと共演することを考えると、間もなく始まる撮影がさらに待ち遠しい」とはやる思いを語った。
キム・ジョンハク監督は「この作品は、演出家としての最後の作品と考えている。私の全てを注ぐ」とし、強い意志を表した。
『ウェルカム・トゥ・トンマクゴル』の音楽を担当した映画音楽界の巨匠、久石譲は、今回の会合に出席するため、わざわざ韓国を訪れたという。久石譲は「この作品は韓国の国民的英雄の物語で、日本人である私が音楽を担当することになり、とても誇りに思う」とコメントした。
100%事前制作の『太王四神記』は、総制作費430億ウォン(純制作費300億ウォン、オープンセット130億ウォン)が投資され、特に、特撮の魔術師と呼ばれる『ロード・オブ・ザ・リング』の特撮チームが参加し、壮大な特殊効果を演出する計画。制作段階から世界90カ国余への配給を推進中であるほか、韓国と日本での同時放映を推進するなど本格的に世界市場を狙い制作される初のドラマとなる展望だ。
2007年初めにMBCから放映されることが有力な『太王四神記』は3月に撮影を開始、済州道北済州郡猫山峰観光地区内で約2万坪にわたり建設が進められている済州セットをはじめキルギスタンなどが主な撮影地となる。