ドラマ『宮』のフュージョン韓服が人気沸騰


 「よく韓民族を白衣民族と言いますが、私も色の民族のようです」

 「韓服に私たちの自然の色がそのまま溶け込んでいるようです」

 ドラマ『宮』のチェギョン(ユン・ウネ)が着る韓服に対する絶賛の声だ。こうした声に反応するように、最近ネット上で『宮』の韓服ファッションに対する関心が高まっている。 「宮の韓服はどこで手に入れるの?」「第5話でユン・ウネが着ていた韓服について教えて!」など韓服ファッションに対する問い合わせが殺到している。『宮』に登場した韓服とまったく同じものを作ってほしいという注文があるほどだ。

 注目すべき点は若者たちの韓服に対する関心が高まったこと。年に数回を除いては韓服に接する機会がなかった若者たちが、「韓服に関心のない世代」から「韓服に関心のある世代」に変化している。なぜなら『宮』には伝統的な韓服だけではなく、「フュージョン韓服」も登場するからだ。


 『宮』の衣装チームは「王室の華麗さと優雅さを併せ持ちながらもチェギョンの明るいキャラクターを表現しよう」という、さまざまな試みを取り入れて新しい韓服のスタイルを作り出した。

 第5話でチェギョンが着た黒いチョゴリと赤のチマは上下の長さを変形させ、チマにシャーリングを施してキュートなイメージを演出した。伝統衣装のスランチマを変形して作った赤のイブニングドレスは、マンガの原作からアイディアを得た。

 劇中、皇太子イ・シン(チュ・ジフン)の衣装は高宗時代の皇帝礼服の考証によってデザインした。王室の伝統文様である梨花文様を上着の前後、袖にまで刺繍して礼服の威厳と共に洗練された美しさが際立つ。

 アクセサリーも華麗だ。チェギョンの髪の毛に飾られた、かんざしやパーティードレスとも似合いそうな伝統的な髪飾りを見る楽しさもある。この他にもノリゲ(チマチョゴリの装飾品)のデザインを変形させたイヤリングや玉でできたネックレス、指輪など『宮』には伝統的なアクセサリーで溢れている。

 しかし、第5話を基点に韓服を着たチェギョンの姿が著しく減った。これについて衣装チームのイム・ヨンス氏は「チェギョンが今後ドレスを着る機会が増えることはなく、新しいフュージョン韓服を数多く登場させる予定です。ご期待ください」と説明した。今後チェギョンがどんな華麗な韓服で『宮』のファッションを披露するか期待される。

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