パク・ソルミら美人女優が続々イメージチェンジ


 誰しも似たような物なら少しでも良いほうを選ぶだろう。もちろん人を選ぶ時もまったく同じだという話ではない。しかし、外見も一つの競争力として認識される今日、女優にとって美貌を保つことは永遠のテーマだ。それだけに女優であるならブラウン管には少しでも美しく洗練された姿で登場してほしい。

 ところが最近、こうした考えに挑戦状を叩き付けた女優たちがいる。都会的で洗練されたイメージの代表格だったハン・ウンジョン、ハン・ゴウン、パク・ソルミの3人が既存のイメージを脱ぎ捨て、控えめの外見と熱演で変身に挑んでいる。

 まずKBS第2テレビのドラマ『フルハウス』でインパクトある華麗な衣装を披露して注目を集めたハン・ウンジョンが180度変わった。

 「モムチャン(素晴らしい肉体の持ち主の意)美人」として知られるハン・ウンジョンは、これまで多くのドラマで自分のイメージに近い役だけを演じてきた。2002年に放送されたSBSドラマ『明朗少女の成功記』では化粧品メーカーの一人娘、2004年のKBSドラマ『フルハウス』ではファッションデザイナーのカン・へウォン役を演じた。特にハン・ジョンウンは『フルハウス』で着た真っ黒なドレスやミニスカートなど、インパクトある華麗な衣装で視聴者を釘付けにした。

 そんな彼女がKBS第1テレビの週末ドラマ『ソウル1945』ではすっぴんに近い顔で古びた韓服を着て登場した。また外見に伴って成熟した演技も見せ、キャスティング当初、不似合いと不評だった視聴者の認識を変えつつある。今月5日に放送された『ソウル1945』で二人の兄弟を失った姉の悲痛な感情を涙で熱演して視聴者の好評を得た。

 ドラマでは常にセクシーかつ華麗な衣装を披露してきたハン・ゴウンの変身も見逃せない。ハン・ゴウンは元ファッションモデルだけに、どんな衣装も見事に着こなして注目を集めてきた。

 ハン・ゴウンは昨年、MBCドラマ『弁護士たち』で見事なプロポーションとファッションで弁護士たちを狙う女秘書ヤン・ハヨンを演じた。当時ハン・ゴウンはドラマのコンセプトに合わせ、胸元が大きく開いたトップスやミニスカートなど大胆な衣装に挑戦した。

 しかし、今回SBSドラマ『愛と野望』でハン・ゴウンが選んだ衣装は今までとは大きく異なる。ミニスカートの代わりに刺し縫いの衣装を来て登場している。見た目よりも内実を期するという意味だ。

 だからだろうか、ハン・ゴウンは今回のドラマのために歯や発音の矯正まで受けて「女優ハン・ゴウン」を視聴者に刻印させる覚悟だ。もちろんハン・ゴウンは『愛と野望』の後半部分で華麗な衣装を着て今までのゴージャスなスタイルも披露する予定だ。

 最後はKBS第2テレビのドラマ『黄金のリンゴ』に出演中のパク・ソルミ。都会的でお洒落なイメージの代表格だったパク・ソルミは、今回のドラマを通じて自分を犠牲にする頼りがいのある長女役を演じた。そのためパク・ソルミは派手な見た目の代わりに髪の毛を結わいて前髪にピンをさした。

 これはパク・ソルミが『冬のソナタ』でファッションデザイナー、『オールイン』では事業家として、常にキャリアウーマンを演じた姿とは相反している。過去の固定されたイメージを捨てることでパク・ソルミは純朴な女性の役も似合うという評価を得て演技の変身に成功した。

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