ドラマ界の女帝として君臨し30年余り。自ら書き直した87年作『愛と野望』のリメイク版の放送が2月4日からSBSで始まる脚本家のキム・スヒョン(62)を電話インタビューした。
「怖くてインタビューなんかできやしませんよ。世間は言いたいことを言う人を嫌がるじゃないですか。何をしゃべっても非難されますでしょ…」
受話器の向こうから聞こえてくる几帳面な声。それでも言いたいことを言ってしまうのがキム・スヒョンだ。
「三角関係、血統や復讐といったものはいわばプロトタイプ、ドラマはここからさらに成熟しなくてはいけません。これをまだ、視聴者たちが喜ぶ“基本ツール”と考えているとしたら、とても不幸なことです」
脚本家としてトップの座に君臨し続ける秘訣を聞いた。
「皆、同じなんじゃないんですか? ドラマの中の人物を実際隣にいる人のように描くから、共感が得られるんでしょう。私は特別、素材のために悩んだことはほとんどありません。いつもドラマの人物にどう息を吹き込むかということが問題でした」
キム・スヒョンは「ドラマはすべて台本の上で起こっているのだから、脚本家が重要になる」と話した。売れっ子脚本家が他の分野に比べて好待遇なのは「結局、商品としてのドラマの価値が高いから」とし、「ドラマは広告に直結しているではありませんか」と言い放った。
「本当に、本当に、私を越える素晴らしい後輩がどんどん出てくることを願う」というキム・スヒョンに「まだ、現れていないのか」と聞くと、「また、意地の悪い質問をするね。皆、頑張ってるじゃないのよ」と話した。