TVスター、あれ?どこか見たと思ったら「もうあんなに大きくなったの!?」


 「どこで見たんだっけ?」

 新人のようなのに確かに見覚えがあるという俳優が最近テレビドラマに多く見られる。

 8日に第1話がスタートしたSBSドラマスペシャル 『天国の木』(ムン・ヒジョン脚本、イ・ジャンス演出)の主人公2人が最も代表的。初めての放映なのに、視聴者はなぜだか分からないがどこかで見たような気がしていた。

 つい2年前に放映されたSBS『天国の階段』の脚本家と演出家が再び手を組んだのでストーリーや雰囲気が似ていると感じたり、『天国の階段』をずっと見ていて忘れていない視聴者は「いや、あの子たちがもうこんなに・・・」という驚きを隠せなかったり。

 シン・ヒョンジュンとチェ・ジウの10代の頃を演じたイ・ワン(22)とパク・シネ(16)は堂々たる主役の座に輝いて、先輩スターの牙城に挑戦している。初回放送終了後、ドラマ視聴者のインターネット掲示板には「演技力に驚いた」「まだ幼く見えたのにあんなに大きくなったとは知らなかった。新しい韓流スター誕生の予感がする」と賛辞の声が続々と挙がった。一言で言うと「こんなに大きくなって・・・」という言葉がぴったりだ。

 MBCドラマ『悲しき恋歌』のミュージックビデオでクォン・サンウの子ども時代を演じたソ・ジュンニョン(19)も堂々と大人の俳優への道を歩んでいる。ソ・ジュンニョンは3月放映開始のKBS2青春ドラマ『四捨五入3』の主人公に抜擢され、子役というレッテルを取る。


 MBCの連続ドラマ『愛は誰にも止められない』のイ・ヨンア(22)も恐ろしいほどの勢いでトップの座を駆け上がっている。イ・ヨンアはKBS2『黄金のリンゴ』でパク・ソルミの10代の頃を演じ、力強い演技を披露した。

 MBC『宮』でチェギョン(ユン・ウネ)の弟役を演じたキム・ソク(14)もSBS『薯童謡』、『張吉山』、KBS2『ソウル1945』など多数の作品で主人公の子役を務め、演技力と認知度を広げてきた。

 これだけではない。『秋の童話』でソン・ヘギョの10代の頃を演じたムン・グニョン、『オールイン運命の愛』でソン・ヘギョの子役を務めたハン・ジミンなども、こうした道を歩んだトップスターたちだ。

 このように子役出身の主役抜擢現象はさらに増える見込みだ。現在のビッグスターの天井しらずの出演料高騰やドラマ回避現象に悩むテレビ業界にとって、長い間現場で培ってきた演技力と視聴者の認知度を武器にする子役スターたちは恵みの雨になっている。

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