チェ・ミンシクが、映画人のスクリーンクオータ(韓国映画の上映義務日数)死守闘争は米国との文化抗争であると語り、注目を集めている。
8日午後2時、ソウル光化門の東和免税店前で映画俳優および監督、制作会社、学生など3000人余りが参加するなか開かれた「文化侵略阻止およびスクリーンクオータ死守のための映画人大会」の壇上に立ったチェ・ミンシクは、俳優たちの闘争に対する国民の理解と同意を訴えた。
チェ・ミンシクは「韓国映画の現実を正しい視点から批判していただきたい。この寒い冬の日に大衆と一つになるためこの場に出てきた理由に耳を傾けてほしい」と話した。
チェ・ミンシクは「昨日1人デモをしているとき、多くの市民たちが温かい飲み物を手渡してくれたが、これは、俳優チェ・ミンシクがもらったのではない。市民たちがご苦労様と言い韓国映画を応援してくれた時、私は心の底から泣いた」と話した。
チェ・ミンシクは「韓国映画に対する不当な扱いを正すため街頭に出たが、市民の応援で力が湧いた」と付け加えた。
チェ・ミンシクは「私たちのデモに対し、否定的な見方が多いことも知っている。“結局、食いぶちを守るためではないか。お前たちは農民たちのデモに目もくれなかったではないか”という批判もある」とし、「われわれは食いぶちを守るために闘っている。韓国の文化をめぐって米国と食いぶちを守るために闘争をしている」と強調し、現場に集まった3000人余りの映画人と市民から大きな拍手を受けた。
この日、デモに参加した俳優や映画関係者、市民社会団体関係者は光化門でデモを終えた後、明洞まで街頭行進をして、自由貿易協定(FTA)交渉の条件にスクリーンクオータ縮小を要求した米国政府とこれを受け入れ縮小方針を発表した韓国政府を糾弾し、現行のスクリーンクオータ維持を訴える予定だ。