TBSが韓流スター、チェ・ジウで勝負に出た野心作『輪舞曲-ロンド-』。同作品は週末のゴールデンタイムに放送されるため、高視聴率を記録するだろうと期待を集めた。初回は20%という満足できる結果を出したが、第2話以降の視聴率低下に放送関係者たちは「期待以下」という反応を見せている。
しかしこのドラマの展望は明るい。チェ・ジウや竹野内豊といった主演俳優たちの固定ファンとともに今後のストーリーについて関心を示すドラマのファンも増えている。そのうえトレンディドラマ好きな若い視聴者はもちろん、センチメンタルな韓国の昔のドラマを好む中高年女性たちもこれに加わっている。
「『輪舞曲-ロンド-』ブームはもう終わったのかも」という一部の心配にもかかわらず日本で会った視聴者たちは「ずっと人気を集めるだろう」とバラ色の展望を示した。
また チェ・ジウが劇中の韓国料理店「姉妹」で見せる料理をはじめ、今の普通の韓国人の日常生活や文化を日本で紹介することは、このドラマのもう1つのメリットだ。『宮廷女官チャングムの誓い』の人気の秘訣をまねたと冷笑する人もいるが、最近の韓国ドラマから消えつつある「韓国的なこと」が日本のドラマでスポットライトを浴びている。
しかしドラマの中でヒデ役の佐藤隆太が竹野内豊に「ヒョン(兄貴)」ではなく「オッパ(妹が兄を呼ぶときの呼び方)」と言うなど、韓国に対して日本の視聴者の誤解を招くような表現もあるのが「玉にきず」だ。
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