日本の放送各社は途方もなく価格が上がった韓国ドラマを輸入するより韓流スターを直接キャスティングしてドラマ制作するほうを選ぶ傾向が増えている。また韓流コンテンツを輸入した企業や投資会社も共同制作などでより日本の視聴者好みのドラマを作るよう韓国側に要請している。
『輪舞曲-ロンド-』と『天国の木』はこうした日本の方向転換が初めて結実したドラマということでいっそう関心を集めている。これについて日本のケーブルテレビ会社でプロデューサーを務めている放送関係者(30代・男性)から話を聞いた。
同関係者は「『輪舞曲-ロンド-』に対しては放送前から関心が高く相当話題になっていた。チェ・ジウだけでなく竹野内豊の出演も大きい比重を占めた。特に放送各社は韓流スターを直接キャスティングするとどれだけ効果があるのか分析している」と話す。
しかし初回の視聴率20%から第3回には15%台と下降していることについては否定的な見解を示した。
「視聴率が下降していて関心も減っている。これはストーリーが少々説得力に欠けて視聴者の引き付ける力が不足しているからだ。それに一部では映画『無間道』とそっくりだ、と盗作論議も起きている」と指摘する。
警察が犯罪組職一掃のためにその組職に入り込み、そのためにさまざまな葛藤を経るという内容が、映画『無間道』とそっくりだという話。同関係者はドラマの魅力を損なう原因として犯罪捜査ドラマの要素と男女主人公のロマンスの組み合せたちぐはぐさが問題と指摘し、これも盗作論議を取りざたする人々が批判の対象にしていると説明した。
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