『セカチュー』の大沢たかお、韓国映画の主演にキャスティング


 日本映画『世界の中心で、愛をさけぶ』の主人公を演じた大沢たかおが、韓国映画『Far away to Love』の男性主人公にキャスティングされた。

 日本のサンケイスポーツは3日、大沢たかおはロマンチックコメディ『Far away to Love』で、ヤクザのボスに裏切られ殺し屋の標的になるヤクザの幹部役にキャスティングされ、初めての韓国映画に挑戦すると報じた。

 韓日合作ではなく、純粋な韓国映画に日本の俳優がキャスティングされるのは異例のこと。大沢たかおの所属事務所も、「韓国の劇場公開映画に日本人俳優が単独主演するのは前例がないことだろう」と高く評価した。

 大沢たかおは、2004年に韓国で20万人近い観客を集めたヒット作『世界の中心で、愛をさけぶ』の男性主人公朔太郎としてよく知られている。昨年2月にはチョ・ソンモのミュージックビデオ『ミスターフラワー』に主演し、キム・ジョンウン、ソ・ジソプと共演した。

 これをきっかけに、昨年春、大沢たかおに映画出演のオファーがあったとサンケイスポーツは伝えた。映画会社の関係者は「韓国人と日本人、どちらかに偏らない対等なトップスターが必要だった。大沢さんは韓国の観客にも、とても親しみのある俳優。邦画だけでなく外国映画にも出演しており、国際的な感覚を身につけているので安心できた」と説明している。

 『Far away to Love』は元ヤクザの日本人男性とその通訳を買って出た韓国人女性の熱血ガイドのロマンスを描いた映画。現在相手役をキャスティング中で、3月ごろ撮影に入るものと伝えられる。韓国では今年秋、日本では来年春公開の予定だ。

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