『天国の木』 制作発表 「新韓流ドラマ目指す」


 新たな韓流の可能性を試みる企画ドラマ『天国の木』がベールを脱いだ。『天国の木』は当初の企画段階から日本市場を念頭に置き、日本で名声が高いイ・ジャンホ監督を中心に日本の長野でオールロケされている。

 1日午後2時、ソウル木洞のSBS本社では特別企画ドラマ『天国の木』の制作発表が行われた。全10話で放映される『天国の木』は『美しき日々』『天国の階段』に続くイ・ジャンス監督の天国シリーズ完結編。制作発表はドラマ初回の試写会後、現地ロケスケジュールの関係でイ・ジャンス監督と主演のイ・ワン、パク・シネを国際電話で結んで行われた。

 イ・ジャンス監督は「日本で小説としてヒットした『もうひとつの天国の階段』を中心にドラマのあらすじは既に伝えられている。永遠の愛をテーマにドラマを作った」とドラマの企画意図を明らかにした。


 法的には兄妹の愛など、『天国の階段』の繰り返しが食傷気味という指摘もあったが、イ監督は「設定が問題ではなく、どういった方向性で制作するかが重要。似たような設定は多くの部分で変えて新しい面もあるだろう」と差別性を強調した。イ監督は「今回の作品を最後に純愛ドラマはやめて他のジャンルに挑戦したい」と語った。

 『天国の階段』の子役としてデビューしたイ・ワンとパク・シネは、『天国の木』で成人となって主演を務める。イ・ワンは「デビュー作の延長線上で演じることになって役に入り込みやすい。雪原を裸足で走り回ることを除いては楽しく撮影している」と語った。

 日本語の台詞が多いパク・シネも「元々日本語に関心があったので楽しい」と明るく話した。第2の韓流スターとして注目されているパク・シネは「プレッシャーはあるが、まずキャラクターを忠実に演じることを心がけている」と慎重なコメントをした。


 ドラマを企画したSBSのコン・ヨンファ氏は「役者ではない演出者が中心となった韓流ドラマになることを期待している。新しい韓流スターの可能性を念頭に置いた実験的ドラマ」と期待を寄せた。

 しかし、『天国の階段』は既存の韓流ドラマの成功要因とは別に、不器用な男性と清楚な女性の表現し難い愛など、典型的な日本ドラマの公式に従っている。日本ロケと日本俳優を利用した現地化戦略が果して日本の視聴者にどういった魅力で接近するかが疑問だ。

 また、温泉、ヤクザなど日本的な素材や日本語の台詞が韓国の視聴者に違和感を与える可能性があるのも懸念材料だ。前出のSBSコン氏は「日本語の台詞の韓国語吹き替えの問題もある」とドラマの実験性を強調した。

 8日午後9時55分からSBSでスタートする『天国の木』は、日本の地上波局での放送も予定している。『冬のソナタ』『天国の階段』の人気を引き継ぐことができるか、SBSの実験結果を見守りたい。

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