『春のワルツ』ハン・ヒョジュ「私が主人公? まだ信じられません」


 新人にもかかわらず、その名を知らない者はいない。

 タレント、ハン・ヒョジュ。

 業界の話題を集めたユン・ソクホプロデューサーの季節シリーズ完結編『春のワルツ』で、見事主人公の座を射止めたからだ。
 「まだ、信じられません。ミーティングで監督にお会いするまで、次回作のためにミーティングするのかと思ってましたから」

 口ではこんなふうに言うが、実はなかなかのしっかり者。

 ユン・ソクホプロデューサーは「ハン・ヒョジュは主人公ウニョンそのもの。キャラクター分析も完璧で、自分のいい面を見せる方法を知っている」と称賛した。

 春のワルツは、母親を亡くして責任感ない父親と暮らしながら苦労する男性主人公スホとウニョンが小さな島で偶然出会って人生で最も美しい春を送り、後に大人になってから再開する物語を描く。

 明るく健康的でありつつ女性らしい面を持つのがウニョンのキャラクター。

 少し前にオーストリアロケから戻ってきたハン・ヒョジュは、まだ抜けきらない時差ボケにも「全然、平気です」と微笑んだ。

 昼夜問わずに撮影していたので、昼と夜が逆の韓国に戻ってきても、何も変わらないと説明する。


 “彫刻の美男子”ダニエル・ヘニーと一緒にいるシーンが多くて楽しかったというハン・ヒョジュは、「本当に礼儀正しく、学ぶところが多い人」と褒める。見習うべきところを何でも見つけてしまうのがハン・ヒョジュのいいところ。

 典型的なA型で、明るくて女性らしい性格の持ち主。ハン・ヒョジュは自分のことを「今回、ドラマを撮りながら、もっと女性らしく、もっと元気になったみたい」と笑う。しかし、繊細な面も持ち合わせており、思い通りに演技できないと、夜も眠れないという。

 「考えて、また考えます。反省して、また反省します。そして分析するんです」

 それでも開き直ったり、落ち込んだりはしない。いつもエンジョイするよう心がけているという。「5月が過ぎたら、もっと大人になっていると思います。実際の年より5歳も年上の役を演じているということもあるし、一つの作品を終えると、いつも何か得るものがあるから」

 その時には、また違ったハン・ヒョジュに期待してほしいと注文するハン・ヒョジュ。
 ハン・ヒョジュの羽ばたく姿に期待がかかる。

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