グループ出身の女性アーティストが続々新譜リリース


 「女性アーティストはどこへ?」といったことが言われるほど昨年、女性アーティストたちは国内のアルバム市場でまったく頭角を現わすことが出来なかった。ところが2006年の上半期にはグループ出身の女性アーティストが独自のスタイルで華麗な復活を遂げている。

 まず上半期に最も注目の女性アーティストは断然Fin.KLのイ・ヒョリ。彼女の2月に予定されているステージは、各テレビ局が熾烈な出演オファー合戦を繰り広げるほど最大の関心事。

 イ・ヒョリは2003年にソロ1stアルバムのリードトラック『10Minutes』をリリースした時、華麗な舞台衣装と振付で多くの話題を呼んだ。そのため今回の2ndアルバムに対する期待は相当高まっている。

 特にイ・ヒョリは今回のアルバムで作曲家キム・ドヒョンと共同プロデュースするなど音楽的な面でも成熟した姿を見せる予定だ。セクシーアイコンに浮上したイ・ヒョリが音楽的な面でどの程度成熟した結果を出せるか、停滞する音楽市場で活力的な役割が果せるかに関心が集まっている。

 一時期、Fin.KLと熾烈なライバル争いをした女性グループSESのパダも1年半ぶりのニューアルバム『Made in Sea』をリリースした。パダは今回のアルバムで一般的な女性アーティストがセクシー路線に走るのに対しユニセックス路線で勝負を賭けた。

 最近パダは日本の中島美嘉のヒット曲をカバーした『FIND THE WAY』で活動を展開している。

 イ・ヒョリやパダに先立ち元BABY VOXのシム・ウンジンもソロアーティストとして復帰した。シム・ウンジンは最近、ソロ1stアルバム『Zeeny's』をリリースして活発な活動を展開している。

 8年間にわたり人気女性グループBABY VOXで活躍したが、シム・ウンジンは2004年12月に脱退してソロに転向。多くのバラエティー番組に出演して独自のキャラクターを十分にアピールしてきた。そして今年、シム・ウンジンはソロアーティストとして再出発を果した。

 もちろんシム・ウンジンはダンスグループ出身なだけに「不安定なボーカル」「口パク」といったイメージが先行しがちだが、これに屈せず堂々と挑戦状を叩き付けた。もちろん評価をするのは聴き手の側だ。

 これと共に昨年、女性グループの中で最も活発な活動を見せたJEWELRYのパク・チョンアとソ・イニョンがソロデビューに向けて準備を進めている。

 JEWELRYのリーダー、パク・チョンアは3月末にソロアルバムをリリース、より成熟した音楽性を披露する予定だ。特にパク・チョンアはJEWELRYでは見せなかった本人の魅力をよりアピールするためにロック的な要素を加えた軽快な音楽を披露する見込みだ。また、バラード、ダンスなど多様なジャンルをこなす多様性が調和したアルバムになるという。

 一方のソ・イニョンはJEWELRYで見せた姿により磨きをかけた歌とダンスで今年の夏を熱くする計画だ。このためにソ・イニョンは現在、5月のアルバムリリースを目標に昨年の夏にブレイクした腰を細かく振るダンスを凌ぐ踊りと歌を練習している。

 また元S#arpのソ・ジヨンも昨年末、約3年のブランクを経てソロアーティストとして復帰した。以前のような幼いイメージを脱して成熟した大人の女性に変身した。ソ・ジヨンはリズム感あるリードトラック『Stay in Me』で成熟した歌唱力を披露して人気を博している。

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