最近、日本でチェ・ジウ主演の韓日合作ドラマ『輪舞曲-ロンド-』の主題歌『さよなら3』で高い人気を集めている歌手、 RUI(イ・スンチョル)が日本市場攻略の展望を明らかにした。
23日午後、ソウル桃花洞のホリデーインホテルにある韓国料理店でRUIは「2月22日に1stシングル『さよなら3』をリリース、4月には『ロンド』日本ツアーを行い、5月には1stアルバムをリリースする予定」と明らかにした。
1stシングルには『さよなら3』の他に韓国7thアルバムの収録曲『I Will』も日本語バージョンで収録される。日本での1stアルバムはベストアルバム形式で構成され、『ネバーエンディングストーリー』『長い一日』などのヒット曲5曲と新曲5曲が収録される。全曲に日本語歌詞が付けられ、新曲は『さよなら3』を作曲したヒットメーカー、チェ・ジュニョンと共に制作される予定だ。
RUIは日本進出の攻略法として「現地化戦略」を打ち立てた。韓国での作品をそのまま日本に紹介するのではなく、日本の人々の趣向に合わせて日本語歌詞を付けるなど、親近感を与えることができる方法を選んだ。
RUIはまず日本進出のために発音が易しい「RUI」に名前を変えた。RUI は2002年にあるヨーロッパの友人がつけてくれた名前で、自分が設立した企画会社の名前でもある。また昨年11月から日本語の個人レッスンを一日2時間受け、日本語歌詞に対応するための準備を重ね、日本のスタッフから日本語の実力を認められるまでになった。
RUIと今週、正式契約を結ぶユニバーサルミュージックは、1stシングル『さよなら3』のセールスを最低でも30万枚と見込み、RUIに対する期待の高さを見せた。
RUIは「ユニバーサルミュージックのプロデューサーは初め、セールスは3万枚ほどだと思っていたが、『ロンド』の初回視聴率が20%を超えると最低でも30万枚を確信した」と振り返った。
実際にRUIは日本でより高い人気を集める好材料に恵まれた。RUIが主題歌を担当したドラマ『火の鳥』と『ローズマリー』が日本で放映を開始した。こうした影響を受けてRUIは『ロンド』の主題歌『さよなら3』と『火の鳥』の主題歌『縁』、『ローズマリー』の主題歌『ただ、そうして』の3曲で日本のファンを増やし、新たな韓流スターとして高い人気を集める見込みだ。
特に『さよなら3』は曲のハイライトのみが挿入されたのではなく、ピアノの伴奏で始まる前奏から最後まで、4分20秒のフルバージョンがドラマで放映されている点が注目される。
一方、『さよなら3』は日本だけではなく、韓国や中国でもドラマを通じて現地語で紹介される見込みだ。
RUIは「ロンドの主題歌『さよなら3』は近日中に制作される韓国ドラマに韓国語の歌詞を付けて主題歌として使われる予定で、現在シナリオ作業中の中国ドラマにも中国語の歌詞を付けて主題歌として使う予定」とし、「韓中日の3国で同時に積極展開する」と話した。
RUIによれば、現在日本で放映中の『ロンド』の制作会社イェダン・エンタテインメントが韓国ドラマと中国ドラマも企画中で、それぞれのドラマに『さよなら3』が現地語バージョンで主題歌として使われる予定だ。
RUIは1stシングル発売直前のバレンタインデーに日本のTBSの人気音楽番組に出演して放送活動を開始する。