ドラマ『私の名前はキム・サムスン』を手がけた3人が、今年も2本のドラマを共に制作することになった。
『サムスン』の主役を演じたヒョンビン、同ドラマのプロデューサーを務めたキム・ユンチョル、同ドラマの脚本を担当したキム・ドウが、今年下半期に2本のドラマを制作するため、本格的なシナリオ作りに着手した。
ヒョンビンと脚本家のキム・ドウが1本を、現在韓国総合芸術大学の教授として在職中のキム・ユンチョルプロデューサーがもう1本をそれぞれ手がける。キム・ユンチョルプロデューサーはキム・ソナ、ダニエル・ヘニーとチョン・リョウォン、イ・ギュハン、イ・アヒョンなどを最発掘した名匠であることから、キムプロデューサーのドラマにサムスンメンバーが一部合流する可能性が高い。
キム・サヒョンMBCドラマ局長は「視聴率不振で『宮』と『オオカミ』など外注ドラマを相次ぎ編成して危機を免れてはいるが、ロトで当たったお金と働いて稼いだお金は違う」とし「下半期に準備するサムスンチームのドラマこそMBCの看板ドラマになるだろう」と期待を示している。
キム局長のこうした発言は、最近のドラマ編成で、外部制作ドラマが多勢を占めているが、数本でも自社制作ドラマを作り、プライドを守りたいという意思の表れだ。しかし、裏を返せば外部制作ドラマはMBCドラマとはいえないという責任逃れとも受け止められる。今後、自社制作ドラマが好評を得られない場合、それに伴うプレッシャーが大きくなることも避けられなくなることから、推移が注目される。