チェン・カイコー監督、チャン・ドンゴン抜擢の秘話公開


 チャン・ドンゴンが立派な鎧で武装した将軍ではなく、ボロボロの服をまとった奴隷を選んだ理由は?

 26日の韓国公開を控えているチェン・カイコー監督のファンタジー超大作『PROMISE 無極』に出演した俳優チャン・ドンゴンのキャスティング秘話が公開された。

 配給会社ショーイーストによると、『さらば、わが愛 覇王別姫』で世界の巨匠と認められたチェン・カイコー監督がチャン・ドンゴンにすっかり魅了されたのは、映画『友へ/チング』を観てからという。監督は真直ぐな眼差しとカリスマ溢れる姿に魅了され、自身の生涯を賭けた大作チャン・ドンゴンをキャスティングするため、約1年間ラブコールを送り続けた。中国をはじめ、香港、台湾、日本、韓国、すべての俳優を調べたが、彼以上の俳優を探すことは出来なかったという。

 そして監督は2003年11月、チャン・ドンゴンと極秘に接触して自身の熱意を伝えた。これに感動したチャン・ドンゴンは翌月12月11日に出演を決めた。


 チャン・ドンゴンが最初に選んだ役は威風堂々とした将軍光明。しかし、台本を読んで深く考えた末、「命を懸けた切ない恋をする奴隷」を選んだ。奴隷昆崙は運命と身分のため、王妃への想いを伝えられないが、自身のルーツを探し、愛で苦難を乗り越える人物。

 チャン・ドンゴンは「僕の演じる役が格好いいか否かという問題ではなく、昆崙が伝えるメッセージがはっきりしているため、観客に感動を与えることが出来る役と考えた」と役や作品への信念、愛情を語った。

 紆余曲折の末、チャン・ドンゴンをキャスティングすることになったチェン・カイコー監督は、「チャン・ドンゴンは3歳の子どもの眼差しを持った俳優。彼のピュアな眼差しに魅了され『THE PROMISE 無極』の主人公としてキャスティングした」と語った。

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