“シネ姫”でブレークするか?
子役を卒業し、ドラマで初の主役を演じるタレントのパク・シネ(16)。日本オールロケで行われるSBSドラマ『天国の木』を通じ、日本で“最年少韓流スター”になることを夢見る。
「今回の作品は、私のデビュー作『天国の階段』の次回作です。ドラマ『飛天舞』の撮影のため中国を訪問したとき、現地に来ていた日本人記者たちが「ジョンソの子役」と覚えていてくれたんです。「大人のジョンソ」を演じたチェ・ジウさんが“ジウ姫”でブレークしたんだから、私だってそうなれるかも知れないでしょう?」
しかし、今やパク・シネを子役と呼ぶには、余りにも大人っぽくなった。背がずっと高くなり5~6キロ痩せ、大人の女性の雰囲気を漂わせている。
『天国の木』は、親の再婚で義理の兄妹になった兄と妹の結ばれることのない愛をテーマにした作品。ここでパク・シネは雪のように純粋で心の優しい妹ハナ役で出演、兄ユンソ(イワン)と悲しくて美しい愛を描く。
今回のドラマで最も難しかったのは、20歳の演技をしなければならないという点だ。
「まだ、私がその年代の女の人たちが何を考え、どんな生活を送っているのかが分かりません。そのため、教会のお姉さんたちにいろいろ聞きました。芸能人ではチェリムさんがいろいろと教えてくれます」
しかし、気持ちの面では楽な部分もある。『天国の階段』で一緒にお茶の間デビューしたイワンと共演するためだ。「久々にイワンさんに会ってとてもうれしい」というパク・シネは「日本で一緒に頑張っているので、お互いに励まし合えるように頑張る」とあどけない一面も見せた。
オリンピックが開催された長野の雪原をバックに撮影が行われることに、パク・シネは胸をときめかせている。これまで日本語を一生懸命勉強したので、セリフ一つにも自信ある。ドラマの展開上、たどたどしく話さなくてはならない韓国語のほうが問題だとジョークを言ってみせた。
「楽しく撮影しているが、悲しいラブストーリーなので、本当に涙がたくさんこぼれます。私、1.5リットルのペットボトルに涙を一杯に溜めようかなんて考えてます」(笑)