ドラマ『宮』、早くも話題独占・・・評価めぐる熱い舌戦


「ネット用語や漢字が多すぎる。主演俳優たちの演技がパッとしない。衣装や小道具は最高…」

 最高の人気漫画を原作にし、素材自体かなり独特で、制作前から注目度の高かったドラマ『宮』が、予想通り「説明が多くて分かりにくい」ドラマとしてお茶の間の話題独占に成功した。

 11日に初放送された『宮』は、放送後半日もたたないうちにドラマホームページの掲示板に1万5000件を超える書き込みが寄せられ、最近放送されたドラマでは珍しい爆発的な反応を表した。視聴率もまた、先週23%まで伸びた『マイガール』を20%台にまで落とし、16%台という好成績を記録した。

 同ドラマは大韓民国が立憲君主制という設定。皇太子シンが少女たちの偶像であるという仮定で、平凡な女子高生が皇太子と結婚するというコミカルなストーリーを展開する。原作の読者層である10代の趣向に合わせて演出しているため、ネット用語が乱発、これを理解できない人たちのために親切にもテロップを付けるなど、これまでのトレンディードラマではみられなかった場面が多いとの評価もちらほら。新鮮だ、幼稚だ、難しいなど、多様な反応が飛び交っている。


 宮廷シーンで漢字成語や漢字が頻繁に使われ、立憲君主制が残っているとはいえ21世紀に果たして王や王妃が漢字を使ったかというリアリティー不足を指摘をする視聴者も多かった。

 論争が予想された主演俳優のユン・ウネチュ・ジフンの演技力については、「演技力不足」という指摘と「思ったよりよかった」という評価が飛び交い、「ドラマが原作漫画より面白い」、「面白くない」という評価をめぐっても熱い舌戦が繰り広げられた。

 また、キム・ヘジャ、カン・ナムギル、イム・イェジン、ユン・ユソンなどベテラン俳優たちの実力に裏付けられた演技力、伝統的な時代劇では見られない現代的でありながら気品溢れる衣装や小道具、家具などについては好評のコメントが多かった。

 称賛と非難が交錯した『宮』。大ヒットドラマになるかは今後の推移を見守らなくてはならないが、話題のドラマになることだけは確かなようだ。

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